「おいしいの設計図も、
隠さず共有する」を
合言葉に
いつもチャンピオンカレーをご利用いただき、ありがとうございます。
1961年の創業以来、私たちは「美味しいカレーを、手軽にがっつり食べたい!」という
お客様の声と、まっすぐ向き合ってきました。
この度、これからも無理なく事業を続けていくために、2025年9月に価格を改定し、
同時にその“中身”もオープンにしていくことを決意しました。
新しいチャンカレの
「透明な価格設定」
今回、私たちは“おいしいの設計図も隠さず共有する”を合言葉に、2025年9月からメニュー価格を改定、あわせて価格設定の方法を丸ごと見直すことにしました。
1961年の創業以来、お客様の「美味しいカレーを、手軽にがっつり食べたい!」というお声と実直に向き合ってきました。価格面の「手軽さ」も、チャンカレを特徴付けるものだったと思っています。 足元でもいく度かの価格改定をおこなってきましたが、この1年ほどの費用高騰を受け、再度見直しを迫られる状況となりました。フランチャイズ店舗やお取引先も含めた全体の持続性を考えた結果、今回は現行価格から平均+13%ほどの改定となります。
改定にあたり、「あるべき価格」やその持続性と納得感について社内で真剣な議論を重ねました。その結果、私たちはチャンカレの価格設計を出来る限りオープンにしようと思います。価格の成り立ちに透明性を担保することが、お客様や関係する皆様に示せる誠実さだと考えました。
今後は、定期的に〈食材原価率・人件費率・利益率〉などの店舗のモデルや、価格設定の考え方、また主要な費用の推移状況をこちらでご報告します。一定期間ごとに見直しを行い、原価や他の費用が下がった際には機動的な値下げも実施します。
このたび私たちが導入する「サステナブル・プライシング」が、お客様はじめチャンカレに関係・協力頂く方々すべての納得感につながると信じ、変わらぬご満足をお届けできるよう一層努力してまいります。これからもご愛顧頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。
店舗のコスト構造モデル
直営店及びフランチャイズ店舗の管理者として、現在のチャンカレでは下記のような店舗のコスト構造を設定しています。環境や営業状態に応じ実際の比率は店舗によってばらつきがありますが、この収益・費用モデルに収まるよう各種調整し店舗運営をおこなっています。
価格を構成する主な要素
- 食材原価:35%
- 人件費:32%
- 地代家賃:8%
- その他経費:20%
- 未来への投資:5%
実際の価格決定フロー
基本的には各期末、または価格改定が必要な段階で、その時点での原材料価格や各種費用を集計し、その価格変化に対して①卸販売の掛率や、②店舗原価率が前期とほぼ同水準となるよう、メニューや製品価格を再設定していく方向です。
「ほぼ同水準」と幅を持たせているのは、特に現在のような資材価格高騰局面で同じだけの利益率を単純確保した場合、お客様から見た感覚として「高過ぎる」設定となる可能性があるためです。その場合、前期と「同額」となる水準を目指した価格設定をおこなう方針としています。
おおむね、企業・店舗としての利益率が必要とするポイントで一定となるように(*例えば前述の店舗コストモデルでは、食材原価率35%を維持するように)設定される…とご理解ください。
Lカツカレー1杯の価格とコスト変化
ここでは、近日の費用上昇傾向による影響がどれくらいだったかについて、簡単に説明します。過度に複雑にならないよう、「看板メニューであるLカツカレー1杯の材料価格が、それぞれどれくらい上昇していたか」をまとめてみました。
特に、今までになかったようなペースで資材価格が上昇し始める直前の2019年との比較では、1杯当たりの食材費用は合計で+38.9%上昇していました。お米の価格が以前のほぼ倍近くまで値上がりしていることは広く報道されるところですが、それ以外の食材でも広範な上昇がみられるのは、主として為替の影響が大きいです。
なお、チャンカレでは昨年も値上げを実施しましたが、いずれ材料価格も低下に転ずるのでは…と楽観視していた部分があり、費用上昇分の約2/3のみの価格転嫁としていました。
Lカツカレー価格とコストの推移
食材費用の構成比と、2019年比較のコスト上昇率
今回改定の内容と時期
今回の価格改定は2025年9月よりの適用としています。各個別メニューの価格詳細などは、下記のリンクよりご確認ください。
今回の価格の透明化は、お取引先様やお客様とフェアで持続可能な関係を築き、誰もが納得できる価値を提供していくための施策です。またコスト下降局面では、適正な値下げも必ず行う仕組みとしています。
このルール設定に甘んじることなく、よりお客様に価値を感じて頂けるよう、調達物や業務見直しも随時行ってまいります。これからも、チャンピオンカレーをご愛顧頂けますようお願い申し上げます。


